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Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
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山梨交通C775

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 この車両は山梨交通が保有しているガーラです。
 撮影時は山梨~身延間の「中央道高速バス」に使用されていました。ただし、特に特定の路線に使われるというわけではなく広くいろいろな路線に使われるようです。元々は貸切バスとして使われていた車両でかな各地を転々としていたようです。


 KL-規制のガーラになります。ガーラ2000を名乗るモデルで他の車両は高出力型を選択していますがこの車両は標準出力型となっています。クーラーは元貸切車ということもありサブエンジン式を選択しています。
 塗装は単体でぱっと見だと違和感しか感じませんが山梨交通の通常の塗装ではなく側面のロゴが国際興業グループ表記になっています。また、以前紹介した車両と異なり前面の塗り分けが白の面積が多く「GALA」の表記がない珍しいパターンです。

 窓は1番窓と5番窓が固定窓で2~4番窓がT字窓という配置になっています。後部窓は元々が貸切用ながら路線用に準じた1枚ガラスになっていますがフィルムが貼られ埋められています。方向幕は前面のみで後部はサボを使用しています。


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 車内は4列シートで縦11列配置となっています。しかし後述の通りトイレのサイズが大きいため定員は38名と他の同じトイレの位置のガーラと比べると少なくなっています。座席はガーラでよく見られる天龍製の標準的なもののようです。
 最前部の仕切は転用時なのか元からなのか分かりませんがただの仕切り板になっています。また、底に取り付けられている手すりはオレンジ色のものとなっています。車内モニターは最前部に液晶式が付いていますが取り付け方からして転用時に取り付けられたものと思われます。


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 この車両は元々が貸切用ということもあってトイレが付いていませんでした。「中央道高速バス」などの路線は共同運行の会社がトイレ付きの車両を使用しているためトイレは必須のため後付改造が行われました。しかしながら後からつけるとなると床下の補器の関係やユニットの関係で最初からつけるよりも大掛かりとなる事が多いようです。
 この車両も例に漏れず大掛かりなトイレユニットが取り付けられています。通常は1列分から1.5列分ほど潰してトイレが設置されているため5番窓も半分ほどしかフィルムがありませんがこの車両は3列分ほど潰しているため5番窓丸々フィルムで覆われています。反対側から見るといかにトイレユニットが大きいかがわかります。
 また、通常トイレの照明は常時点灯していることが多いですが、このトイレユニットは室内照明を切ることができるようで壁に室内灯のスイッチが付いていました。



≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・山梨200か・502
社内番号・・・・・・・・・・C775
車輌車種・・・・・・・・・・いすゞ自動車/いすゞバス製造
車輌型式・・・・・・・・・・KL-LV781R2
車両年式・・・・・・・・・・2004年式

車輌仕様・・・・・・・・・・4列シート/後部トイレ
補足事項・・・・・・・・・・元湘南セントラル観光バス→国際興業→岩手県交通→那覇バス
    


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