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Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
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軽装甲機動車⑥

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イメージ 1

05-0470 西部方面隊第8師団第12普通科連隊連隊本部


 この車両は陸上自衛隊が保有している軽装甲機動車です。
 小松製作所が開発製造している車両で主に普通科に配備されいている車両でイラク復興支援でも注目されました。それまで自動車化はされていたものの装甲化されていなかった普通科の機械化を図った車両で費用の関係で他の大型装甲車があまり行き渡っていないのに対してこの車両はほぼ100両以上、年によっては200両以上と自衛隊としては珍しくまとまった数の車両が導入されています。
 軽装甲機動車はおおまかに5タイプあるようでこの車両は後部にラックを装備しているため偵察型に分類されるようです。このラックは荷物を搭載する際に拘束するのに使うようです。偵察バイクとともに本部の斥候に使うためということでしょうか。


 車体は小銃弾程度を防御できる走行がはられており避弾経始も考慮されています。この車両はおもに軽MATを運用する車両のためターレットの上は何も設置されていません。第12普通科連隊では本部以外では第3中隊と第4中隊のみが装甲化されており残りの2個中隊は自動車化歩兵にとどまっているようです。
 サイズはとなりに立っている人と比べてもあまり大きくないことがわかります。ランクルやパジェロなどの本格的なRV車よりも小さいことがわかりますが重量は4.5tとそれらの倍以上の重さがありいかに装甲に重量が費やされているかがわかります。この重量のためエンジンはディーゼルエンジンでトランスミッションはトルコンの4速ATと保守的なものとなっています。


イメージ 2

 後部ハッチから見るとこのようになっています。殆どの車両が荷室に当たる部分にこのような木のボードを設置しているようです。。
 運転席はこのようになっておりトランスミッションは高機動車等と同様ATになっています。当然四駆で副変速機を備えているためシフトレバーの隣に小さいレバーがついています。フルタイム四駆なので副変速機はH-N-Lの3パターンとなっています。
 新73式小型トラック、高機動車に続き冷房を装備しています。このように密閉されるような車両では特に重要でしょうが当然ながらマニュアル式です。

 この車両は高速も通ることからETCを装備しています。戦闘用車両のため窓は小さく跳ね上げるタイプのため料金上で料金を払うにはいちいち降りなければならないためそれを解消するための装備でしょう。隊員がしっかりと管理する車両のためアンテナ一体型のようです。



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