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キャリー霧島1520

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 この車両はキャリー霧島が保有しているエアロバスシャーシのC型です。
 キャリー霧島は都築教育学園のスクールバスを運行している会社のようで都築教育学園に隣接して車庫があります。もしかすると都築教育学園グループの会社かもしれません。登録はナンバーから去年の9月ごろの登録のようです。

 この車両は塗装などから元大分交通の車両と思われます。大分交通には数台U-規制のエアロバスがいますがステッカーの位置からして「大分22か19-17」だった車両と思われます。大分交通を廃車になった時点では大分営業所に所属しており、4枚目のように「別府ゆけむり号」に使われていましたがS型が転用されたためお役御免となったのでしょう。これより古い車両がまだ大分交通では現役ですが扉がスイング扉なのでAPU線に転用しづらかったのでしょう。
 それ以前は国東観光、本体の国東営業区や別府営業所に所属していたようで3枚目の画像はその頃のものです。



 U-規制の車両です。純正がモデルチェンジしてからも西工へは旧エアロバスシャーシのが供給されていましたがこの車両はニューエアロバスとなっています。そのためホイールベースが短縮されFOHに燃料タンクが移動しています。エアロバスシャーシの車両はスペースアローシャーシの車両と見た目が似ていますが三菱のリコールステッカーのお陰で区別しやすくなっています。

 この頃の大分交通の車両は窓はブルーベンドガラスを採用していました。5番窓のみ固定窓で1~4番窓はT字窓となっています。これは57MCの頃の仕様を引き継いでいるからと思われリアスポイラーもこの年式まで省略されています。クーラーはデンソー製のサブエンジン式を採用しています。
 末期は「別府ゆけむり号」、エアライナーの予備車、ということで前面窓内側に幕式方向幕、側面にサボを装備していましたが現在は撤去されています。その名残で団体名差しが現在もありません。

 塗装は大分交通時代の名残を残しておりサブエンジンのグリルの上端から上を白く塗っただけです。また、黒かった前後バンパーも白く塗られているのでだいぶん印象が異なります。行灯と側面の社名が入っていたところには大分交通時代と同じ金色の文字で現在の社名が入っています。以前は扉脇に紋章が描かれていたようです。



 車内は4列シートで縦11列の定員55名となっています。この仕様は現在も改造されていないようです。大分交通では標準的な仕様で学校行事などで台数を出す際にちょうどいい定員でバスごとに差がでないようになっています。座席は紫色のモケットで座席間アームレストがないですが、亀の井の車両と同じような見た目なので九州天龍製でしょうか。
 貸切からの改造にあたってテレビは撤去されておらず現在も残っています。ワンマン機器を設置しているはずですが現在も残っているのかそれとも廃車時に撤去されているのかは不明です。


≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・鹿児島200か15-20
社内番号・・・・・・・・・・
車輌車種・・・・・・・・・・三菱ふそう/西工92MC C-
車輌型式・・・・・・・・・・U-MS826P
車両年式・・・・・・・・・・1994年式

車輌仕様・・・・・・・・・・4列シート/トイレ非装備
補足事項・・・・・・・・・・元OF655 大分22か19-17
    
関連:鹿児島の貸切・・・・・まとめ
   大分交通BF655
   大分交通BF655(再掲載)

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