この車両は後藤総合車両所に所属しているディーゼル機関車です。
DE10型は本線の牽引機としてだけではなく構内の入換機としても使えるように製造されたディーゼル機関車で開け放たれた扉からもわずかに見えるとおり運転席が横を向いているのが特徴です。これは構内入換では頻繁に前後が変わるためそのたびにエンド交換をしなくてもすむようにするためです。
山陰配置のこの車両は東北や北海道程雪は降りませんが冬場はそれなりに雪が降るためB寒地仕様になっているかと思われます。
現在は｢奥出雲おろち号｣の牽引機となっています。元々はDE15型が夏期のラッセルの仕事が無い時期のアルバイト的運用として運行が始まりましたがその予備車として使うためかこの車両が｢奥出雲おろち号｣カラーになりました。DE15と異なりラッセルヘッドは連結しないのでベースは一緒とはいえ見た目はだいぶん異なります。