WILLER EXPRESS東北609

　この車両はWILLER EXPRESS東北が保有しているセレガHDです。
　ウィラーグループの会社で東北方面の路線を担当しています。この便は本来はボーテと呼ばれる車両が入る便ですがこの車両はその代走だったようです。

　QRG-規制の車両で高出力型でエンジンが改良されたあとのモデルで車線逸脱警報装置が標準装備となっています。元々はWILLER EXPRESS関東が｢いわみエクスプレス｣参入用として導入した車両でしたが諸事情により参入が中止しそのまま路線休止となったためWILLER EXPRESS東海を経て現在のWILLER EXPRESS東北が現在は予備車として｢ボーテ｣などの3列シート車の代走をおこなっているようです。

　中国JRバスがそれまで運行していた路線に参入することからそちらに仕様を合わせた車両となっておりウィラーグループの車両としては異色の車両となっています。
　ウィラーグループのこれまでどおりのセレガが選択されており窓は全窓固定窓で1番窓にはアクセントピラーを装備しています。方向幕はこれまで通り側面のものは窓の上側に装備されています。このお陰で車内側の余裕ができています。トランクには乗務員仮眠室が装備されており窓が設置されています。この装備は今のところこの車両が唯一のようです。

　車内は3列独立シートとなっています。一番後ろの列も3列の定員28名仕様で特に愛称はないようです。座席はメーカー標準のものとは異なり｢ボーテ｣と同じ座席の枕が違うだけのようです。座席にはこれまで通りコンセントなどが装備されています。各列にはプライベートカーテンも装備されているようです。
　ウィラーグループの車両はトイレ無しが多いですがこの車両は中国JRバスに合わせたためトイレが中央床下に装備されています。ただ、現在は営業所の設備の問題なのかトイレは封鎖して使用中止にしているようです。
　

　中国JRバス側はこの車両と同仕様の車両を投入する予定だったようです。
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