この車両はJR西日本が保有しているキハ40形気動車です。国鉄から引き継いだ気動車でJR西日本では現在塗装の単色化を進めていますがこの車両はラッピングでゲゲゲの鬼太郎のラッピングとなっています。
この2000番台は原型の型式で暖地向けの車両になります。扉は両側に設置されていますがデッキは設置されていません。所属は後藤総合車両所で主に境線で使用されています。境線で使われる車両は車両ごとに違うキャラクターのラッピングとなっておりこの車両はネコ娘となっています。4枚目は以前のもので現在のものはよりラッピングの範囲が広がっています。
JR九州と異なり番台は変わっていませんがエンジンはコマツ製のSA6D125H-1Hに換装されています。このエンジンはJR九州の一部の車両でも使われている系列のエンジンで330PSほどあります。
また近年車体更新が行われています。車体更新によって窓が上段上昇下段固定タイプのものに交換され印象が大分変わっています。屋根の上のベンチレーターは電車と同様撤去されていますが雨樋は張り上げられていません。熱交換器が屋根の上に移ったためクーラの機器は良くなったのではないでしょうか。
方向幕は前面のものを使用していますが基本的に境線では線内の折り返し運行のため米子と境港を矢印で結んだものを使用しています。側面には方向幕は設置されていません。
方向幕は前面のものを使用していますが基本的に境線では線内の折り返し運行のため米子と境港を矢印で結んだものを使用しています。側面には方向幕は設置されていません。
リニューアルに伴い半自動扉はボタン式に改良されています。ボタンは以前はボタンの上に「ドア」の表示のあるものでしたが近年ボタン自体が光るものに交換されています。
乗務員室の部分はキハ47形では通路の後ろにパイプで囲った運賃箱を固定していましたがキハ40形では乗務員室のすぐ後ろに扉があるためJR九州のキハ40形のように運賃箱を乗務員室側に回転して収納できるようになっています。運賃箱はJR九州のものと同じレシップ製の色違いです。運賃表は基本的に境線限定運用のため境線と米子駅近郊の駅のみ掲載しています。
車内は2000番台なので原型となっています。115系や113系では一部を除きリニューアルにともなって座席が転換式クロスシートに変更されていますがキハ47形では変更は行われずモケットの張り替え程度に留められています。また、モケットも3枚目のように以前は標準のものでしたが現在は背もたれの部分のみネコ娘柄に交換されています。
壁などにもネコ娘の絵柄が描かれていますがこれは以前のものと一緒のようです。トイレは出雲方についていますがキハ47形とことなり入口側から入る形になっています。