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一畑電車2100系2101F

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2100系 2101F


 この車両は一畑電車が保有している2100系です。1994年より運用を開始した車両で釣掛式の旧型車両を置き換えるために導入されました。この車両の導入によって元西武の一部の車両が廃車になっています。この車両の導入から公募による新色が施されるようになりましたが現在はリバイバルカラーとなっています。新塗装はこの車両の導入に合わせて採用されたためリバイバルカラーの塗装は初めてまといました。
 京王5000系のリバイバルカラーには2012年に施されました。同じ塗装は富士急行も施してますがこちらの車両はクーラーの形状が異なりクーラーも車体と同じクリーム色となっています。また、こちらはスノープラウを装備していないので原型に近いでしょうか。デハ2111形はヒゲ付きとなっています。


 元々は京王電鉄の5000系で後に導入された5000系と同じですが形態が違うため型式が違います。
 この編成はデハ2101+デハ2111で元々はデハ5119+クハ5869だったようです。5000系は付随車同士だったので電装化していますが2100系は元々は片方が電動車だったので電動化は片方のみとなっています。種車の編成は試作新製冷房車として1968年に製造された編成です。そのためクーラーはRPU1506をデハ2101が7基、デハ2111は8基積んでいます。デハ2101はデハ5119時台よりパンタグラフを搭載していたためクーラーの数に変化はありません。
 ちなみに上2枚は出雲市よりがデハ2101ですが下の写真はデハ2111になっているので恐らく方転したのでしょうね。

 転属にあたっては後の編成では中扉が埋められていますがこの編成では残置され締め切り扱いとなっています。通常使うことが無いためガラスには締切のステッカーが貼られています。前面はそのままで行き先表示も貫通路のものを使用しています。通過標識灯は残っていますが使用されていません。
 一畑電車のワンマン運転はホームミラーも使用しますが車両側にもサイドミラーを設置しています。
 前面貫通扉は5000系と異なり残っており、さん板も残っていますが現在は2編成繋ぐ運用でも使用されておらず非貫通で運用されます。これは恐らく幌を繋ぐ手間と運転席の仕切を片方撤去しているためと思われます。また、頻繁に繋ぐわけではないため幌の管理が難しいのでしょう。



 車内はロングシートとなっています。中扉が残っているため後期編成と異なりロングシートはそこまで長くはありません。また、元々が通勤電車として使われていたため3000系と比べると車内は質素になっています。ワンマン運転のため運転台背後には運賃表と運賃箱が設置されています。運客仕切戸は引き戸方式で交換されているようでガラスが半分ほどしかありません。
 また、車内監視のため車両連結面よりに運転席側に向けた監視カメラが設置されています。運転席に設置されたモノクロ画面で交互に表示するようになっています。




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