写真は名古屋のリニア鉄道館に展示されている初代東海道新幹線の主力車両である0系です。この車両は1971年に新幹線の岡山延長に際して増備車として製造された編成になります。ここに展示されるまでは浜松工場で保管されていたようです。比較的前期の増備の車両のためまだ窓は大窓のままです。
末期はS編成として12両編成で活躍していましたが投入当初はK編成として16編成でした。当時は基本的に編成ごとに列車が決まっていたようで終始「こだま」として活躍していたようです。
車内は原型を保っているようで転換式クロスシートが並んでいます。当時は新幹線といえども転換式クロスシートが当たり前の時代でした。その後増備のリクライニングシートを装備した車両にもこの座席の柄は引き継がれました。また、リクライニングシートに交換されたり廃車になった車両から回収された座席の一部がJR九州のキハ31形で現在でも活躍中です。