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Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
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南海電鉄2000系2031編成

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 この車両は南海電鉄が保有している2000系電車です。
 高野線のズームカーの置き換え用として導入された編成ですが現在は改良型の2300系の導入によって一部が南海本線に転属しています。南海本線では2両編成での運用はないためか基本的に2編成つないだ4両編成で使用されているようです。

 車体は山岳区間に乗り入れるため車体長を17mと他の車両よりも短くなっています。また、扉も2扉となっているのが他の形式担い特徴です。それ故に使い勝手はあまりよくなさそうです。南海本線では基本的に4扉の車両が使われているので助手席側に「2扉」の大きな掲示を行って注意を促しています。
 足回りはGTO素子のVVVFインバーター制御で回生ブレーキを装備しています。山岳区間に乗り入れるため抑速ブレーキを装備していますがGTO素子のVVVFのため定速制御は行わないものと思われます。




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 車内はロングシートとなっています。車体長の関係で1000系で設置されていたクロスシートはありません。17m車体なのであまり車内は長くないですが扉が2扉なのでその間に設置されているロングシートは長いものとなっています。ロングシートに手すりがなく仕切も背の低いものなのは関西風の特徴ですね。座席はバケットシートになっていますが関東のものほど窪みがつくよくありません。
 蛍光灯のカバーは関西の電車の特徴で最近の8000系で廃止されるまで普通用の車両でも採用されていました。扉の上のドアエンジンの収納部は車内案内表示器の設置を考慮したもののようです。


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 乗務員室は左右のスペースが同じものです。客室同様運客仕切戸は横引き戸で貫通時にも常時閉まっています。そのため真ん中の写真のように貫通時には独立した広いスーペースが乗務員室内にできます。ただ、この空間照明が無いため昼間でもやや薄暗いです。また、見てもらえばわかりますが旧型車では開放されていた助手席側は封鎖されるようになりました。
 運転席はツーハンドルでマスコンはVVVFインバーター車ながら縦軸式となっています。ブレーキは旧型車との連結のため電磁直通ブレーキのため抜き取りができる縦軸タイプです。ただ、表記を見る限り常用帯にはノッチが刻んであるようですね。



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