南国交通198(再掲載)

　この車両は南国交通の保有しているセレガR FDです。
　空港自動車営業所に所属しており鹿児島市内と鹿児島空港を結ぶエアポートシャトルに使用されています。空港側の営業所の所属ですが使われる路線は固定されているようです。

　KL-規制の車両で2台導入された2次車に当たる車両になります。
　基本的に前年までの車両との違いはほとんどありません。窓は1番窓と5番窓のみが固定窓で2～4番窓は開閉可能なT字窓となっています。1番窓が固定窓なのは荷物置き場の関係でしょう。クーラーはデンソー製で空港連絡用ですが鹿児島空港が離島航路や国内線メインのためかサブエンジン式でトランクは2スパンとなっています。
　方向幕は最初の年のみ側面がサボ式でしたがそれ以降は幕式になっています。側面の方向幕のガラスは窓と同じぐらい残さのグリーンガラスのようです。それぞれで幕の内容は異なっており側面のものはかなり細かい字で書かれていますが後ろは行き先のみとシンプルです。

　塗装はエアポートシャトルの専用塗装ですが最近セイカ食品のラッピングとなりました。以前からいわさきバスネットワークにも存在しましたがこちらはボンタンアメ以外にもしろくまなども広告しています。他の車両と同じく窓から下の側面と後ろのみのラッピングとなっています。

　車内は4列シートが縦11列で入口すぐ脇に1列分潰した荷物置き場が設置されているのでその分定員が少なくなっています。車内の荷物置き場は小さいのでトランクの足しにはならないでしょうが車内に持って入れる荷物が大きくなるので人によっては便利でしょう。
　1時間もかからない路線の車両なのでトイレは設置されていませんがテレビが設置されています。｢桜島号｣の続行のためとも聞いたことがありますが普段は案内表示を行っています。廃車発生品を使用しているため2002年式ながらブラウン管式です。

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