いわさきバスネットワーク1659

　この車両はいわさきバスネットワークが保有しているキュービックLVです。
　元神戸市営バスの車両です。おそらく鹿児島営業所の車両と思われます。元神戸市営バスの車両は毎年数台ずつ導入されており少しずつではありますが台数を増やしています。

　2000年式のKC-規制の車両のようです。似たような車両は元山陽電鉄の車両も存在しますが、型式こそ同じですが他のメーカーの元神戸市営バスの車両同様高出力型となっています。また、これまで導入されていた車両はすべてL尺でしたがこの車両はN尺二尺が伸びています。神戸市営バス時代は流星バスと呼ばれ青い流星の描かれた特別塗装で64系統で使われていた車両のようです。
　扉は当時神戸市営バスの標準仕様だった前後扉となっています。この車両では前後に｢後扉｣というボードが追加されています。足回りも関東からの移籍車が板バネなのに対してエアサスが選択されています。窓はヒドンピラー式の逆T字式となっています。
　方向幕は元々前面のものは系統幕を独立して装備していましたが、元京王のJPと異なり埋めずに一体タイプに変更した上で使用しています。側面のものは窓のサイズいっぱい使うものでしたが上端に寄せた標準のサイズのものに変更されています。また、現在はLED化が行われています。LED化は新たに導入された車両だけではなく既存の移籍車の中からも改造車両が多数現れています。

　車内は従来は元関西圏の車両ということでハイバックシートが並んでいましたが、この年式からはコストダウンのために標準的な高さの背もたれになってしまいました。ただし、モケットなどに変更はなく一般席は緑、優先席はオレンジの座席が使われています。前後扉のツーステップのため車内に段差はほとんどなく、詰め込みはかなり効くのではないかと思われます。

関連:いわさきグループの車両･････まとめ