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Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
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九州産交バス1010

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 この車両は九州産交バスが保有しているセレガHDです。
 撮影時は福岡~宮崎間の高速バス「フェニックス号」に使われていました。、SUNQパスのステッカーが貼っていないので夜行が本務で「フェニックス号」や「なんぷう号」での運行はアルバイトみたいなものでしょうか。


 九州産交バスの70周年記念で大量導入された車両のうちの1台で最新のQPG-規制のポスト新長期規制適合車になります。夜行用で対本州の長距離路線に使われるため高出力型が選ばれています。
 「なんぷう号」用には「フェニックス号」と共通運用の昼行専用車も存在しますがこの車両は本州夜行向けの夜行高速路線仕様となっています。外観の違いは床下のトランクに乗務員仮眠室があるかないかぐらいの違いです。夜行用で基本的にカーテンを閉めて運行するので窓にはアクセントピラーが装備されています。窓は全窓固定窓でサングリーン50が選択されています。
 トランクは夜行用のため仮眠室が設置されていますが直結冷房のお陰で前後の2スパン確保されています。ただし、トイレの関係で貫通型なのは後ろ側の細いものだけになります。仮眠室は以前は開閉可能な長方形の窓も存在したようですが現在は写真の固定窓のみになったようです。

 塗装は昔のものと比べるとラッピングをしやすくするため帯とロゴが後退したものを採用しています。ただ、夜行路線では企業ラッピングの効果が低いのでおそらく今後もこの塗装が活かされることは殆ど無いのではないでしょうか。


 車内は3列シートとなっています。昼行専用車は偏心シートですがこちらは独立シートとなっています。ただ、昼行専用車はJR東海バスのビジネスシートをベースとした幅広の枕付きの座席なのに対してこちらはメーカー標準の枕なしの座席のようなので昼行専用車のほうが座席はいいものを使用しているようです。モケットの色は従来通りグレーのものが採用されているようです。
 トイレは従来通り中央床下についており乗務員仮眠室と併設されています。ビデオサービスがまだ残っているため最前部とトイレの上に液晶式のテレビを設置しており最前部のものは格納式と思われます。サービスコーナーは夜行路線でも無くなっているためか省略されているようです。
 先日紹介した昼行用3列独立シート車と異なり最近の夜行の特徴としてWi-Fiを搭載しています。ビジネス客の利用増を狙ってでしょうか。



≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・熊本200か11-30
社内番号・・・・・・・・・・
車輌車種・・・・・・・・・・日野自動車/ジェイ・バス
車輌型式・・・・・・・・・・QPG-RU1ESBA
車両年式・・・・・・・・・・2012年式

車輌仕様・・・・・・・・・・3列独立シート/中央床下トイレ
補足事項・・・・・・・・・・
    
関連:九州産業交通の高速バス(日野その他) ・・・・・まとめ

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