関東バスA903

　この車両は関東バスが保有していた車両です。
　現在は廃車になっておりどこかの事業者に転属しているものと思われます。

　KK-規制の車両で一番最初に入ったグループの車両のようです。主に輸送力の必要としない路線に使われているようです。
　初期のこの車両は後期の車両と同じく窓は逆T字窓ですがサッシ式の窓となっているのが特徴です。色は殆ど入っておらず関東の車両のためか日除けのブラインドも装備されていないようです。
　クーラーはデンソーの中型車用で大型車用と比べるとファン1個分幅が狭くなっています。サーモキング製クーラーの車両と異なり年式によってクーラーの位置が異なることはないようです。
　方向幕は前扉のすぐ後ろについており側面確認用の窓は付いていません。方向幕にLEDを採用するようになったのはこの頃からのようです。

　車内は国交省の標準仕様が制定される前ですがすでにオレンジ色の手すりに青いモケットとなっており細かい部分を除いては後の標準仕様に近い仕様となっています。座席は全座席が前向き座席で非公式側に車いすを搭載するようになっているようです。運賃は前払式でレシップ製のものを搭載し側面には運賃が表示できるようになっています。
　

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