この車両は鹿児島車両センターに所属し指宿枕崎線で使用されているキハ200系です。基本的に鹿児島本線は鹿児島駅までしか乗り入れず日豊本線には乗り入れないようです。そのため塗装も指宿枕崎線を意識した快速「なのはな」の専用塗装となっています。以前運行されていた「なのはなDX」とは若干違う塗装となっています。
この車両は500番台で香椎線の近代化のために製造されました。3編成のみの製造ですべての編成が指宿枕崎線に集中投入されています。
エンジンは0番台と同じDMF13HZAで450馬力と山陰線高速化で製造されたキハ126系と同じ出力を発揮します。このエンジンは国鉄時代から使用されているDMF13シリーズの高出力型でキハ66・67形やキハ72系にも使用されています。変速機は爪クラッチを使用していますが現在は液体変速機が高出力に耐えるようになったので若干陳腐化しています。
エンジンは0番台と同じDMF13HZAで450馬力と山陰線高速化で製造されたキハ126系と同じ出力を発揮します。このエンジンは国鉄時代から使用されているDMF13シリーズの高出力型でキハ66・67形やキハ72系にも使用されています。変速機は爪クラッチを使用していますが現在は液体変速機が高出力に耐えるようになったので若干陳腐化しています。
運転席の構造は同時期の813系に合わせて改良されており0番台と比べるとクラッシャブルゾーン確保のため運転席側のスペースが拡大されています。
ブレーキ方式は自動空気ブレーキ方式のキハ125系と異なり電機指令方式のためブレーキはシンプルで電車のような構造となっています。製造が日本車両のためかマスコンは側面までレバーが回りこまないタイプとなっています。
なお、当初はドアのスイッチは後付のものでしたがATS-DKの表示装置の設置位置を確保するためか500番台と同じ計器側面に移設されています。
なお、当初はドアのスイッチは後付のものでしたがATS-DKの表示装置の設置位置を確保するためか500番台と同じ計器側面に移設されています。
なお指宿枕崎線は特殊自動閉塞方式ですが軌道回路検知方式のため特別な装置はありませんが、肥薩線が電子符号照査方式でこの車両も乗り入れることを考慮しているためか車上受信機のホルダーが設置されています。
車内はロングシートとなっています。0番台が快速用だったのに対してこちらは香椎線の近代化とラッシュ対策でセミクロスシートのキハ47形を更新するためこのような内装となったようです。また、同時期の813系200番台と同様コストカットを意識した内装となっており照明カバーがなくなっています。
また、基本的に短距離利用が多い香椎線での運用のためトイレが設置されていませんでしたが鹿児島に転属後は指宿・山川までの長距離運用もあるため500番台の方にトイレが取り付けられました。2003年頃の改造のため交通バリアフリー法を意識したためか車いす対応のトイレとなり向かい側に車椅子スペースが設けられました。
こちらは1500番台の方です。こちらはトイレは取り付けられていません。その代わり運転席後ろ側に車椅子スペースが設けられています。また、鹿児島では山側になる側のみにJR九州の気動車では初めてLED式の駅表示器が設置されました。基本的に駅のみの表示で広告などは表示できません。制御は助手席側で行います。