A320-200⑨

　この機体はピーチ・アビエーションが保有しているエアバスA320です。
　ピーチ・アビエーションは全日空系のLCCで日本初のLCCです。エアアジアジャパンとほぼ同時に設立されましたがこちら側のみが残りました。他のLCCと異なり関空を拠点としたのが正解だったのでしょうか。全日空系のためか上の写真のように全日空のタラップを使用することもあるようです。
　A320は全日空や他のLCCも使用しておりLCCではB737と人気を二分しています。他国のジェットスターでもA320が選択されておりグループで小型機はA320、A321で統一しています。日本航空系としてはA300が引退してから久しぶりのエアバス機です。

　整備を共通化するためかエンジンはCFM56エンジンを採用しており全日空の機体と一緒のものです。A320では機体の最低地上高に余裕が有るため同じエンジンを装備するB737のようなおむすび型にはなっていません。また、現在17機が導入されていますがどの機体もこの機体のようなウィングフェンスとなっておりシャークレット装備機はいません。
　塗装はこのようなピンク色の当時日本では珍しい派手な塗装となっています。この機体は以前は内藤ルネのラッピングをまとっていたようです。

　機内は3+3の横6人掛けになっています。これは他社のA320やB737と同じですがシートピッチが詰められておりスターフライヤーでは144席のところ180席仕様と40名近く定員が多くなっています。そのためあまり余裕はありませんが座席の背もたれが薄くシートポケットを上に持ってくることで足回りに余裕をもたせています。座席自体はジェットスターのものと同じですが列ごとに座席配色が変わっています。また、シートピッチが狭いのでリクライニングはほとんどしません。
　最後部にはギャレーが設置されておりそこの壁もコーポレートカラーのピンク色になっています。

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