零式艦上戦闘機五二型甲(再掲載)

　この機体はかの有名なゼロ戦こと零式艦上戦闘機です。
　鹿屋の鹿屋航空基地史料館に展示されている機体です。海中から引き上げられた2機の機体から復元されたされた機体で五二型と呼ばれている機体です。元になった機体は二一型と五二型丙ですがにこいちして復元したものは五二型甲として復元されたようです。
　以前紹介した無印五二型との違いは機銃です。零戦の武装というと20ミリ機銃、7.7ミリ機銃それぞれ2門が標準的な装備でしたがこの機体は同じものの20ミリ機銃が初期の一号から銃身の長い二号に変更され威力、命中率が向上しています。また、サブタイプが無印の三型から四型に変わりボックス弾倉だったものがベルト給弾に代わり装弾数が増加しています。

　この機体の復元ベースになった丙型では機首の機銃が13mm1門になった代わりに20mm機銃の更に外側にも13mm機銃を追加して計3門とした機体です。甲型として復元されたのは機銃や主翼を21型のものを使ったからでしょうか。

　この機体の復元はかなりしっかり行われており動翼を動かすと操縦桿やフットバーも連動して動くようになっています。いろいろな人が試しに動かすためか動翼がやや歪んでいるのが残念でしょうか。また、脇にある栄二一型も非常にコンディションが良かったらしく最近までオイルが滴っていたそうです。

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