佐賀市交通局835

　この車両は佐賀市交通局が保有している日産ディーゼルのJPです。
　都営バスからの移籍車で東京都の方針の関係で途切れいていた移籍車が再び導入されるようになりました。この車両は今年の1月に運用を開始した車両です。

　KL-規制の車両になります。中型ベースですが車体が長く思いため大型準拠の排ガス規制記号となっています。元都営バスの車両なので箱型のベンチレーターを載っけていますが中型は前側だけのようですね。
　都営バス時代はK代だった車両でこの世代の車両ではクーラーがゼクセルからデンソー製に変更になっています。また側面方向幕の位置が何故か前扉のすぐ後ろから戸袋の前に変更になっています。おそらく側方視界の向上の為でしょう。リアバンパーもこの世代から太いものとなっています。
　窓はこの世代までは逆T字窓を採用しており日よけがないためスモークフィルムを貼り付けています。戸袋の窓がKL-規制の車両でも接着窓なのは都営バスの特注仕様です。

　塗装は佐賀市営バス80周年記念で復刻塗装として昭和40年代のものが再現されています。塗装を再現するだけではなく社紋なども立体的に再現されています。リアの日産ディーゼルのエンブレムは何故かかなり大きいものがついていますね。前面のものは登場時にはつけておらず追加で取り付けられたようです。

　車内は座席などは都営バス時代のものをそのまま使用していますが車内も復刻されており木目調の床に演じのモケットの座席となっています。公式側の扉間だけ三方シートになっておりそれ以外は前向きの座席となっています。非公式側のノンステップエリアの座席は全て跳ね上げ椅子となっており車椅子は2台搭載可能なようです。

関連:九州の公営バス･････まとめ