この車両は山陽本線など広島下関地区で使用されている115系3000番台です。3000番台は広島地区の輸送力改善などのために製造された編成ですべてが新製車で揃った3000番台と中間車に117系からの改造車の3500番台を挟んだ編成が存在します。この編成は全て新製車で揃った3000番台の編成です。
3000番台は暖地向けの115系で基本的な足回りは従来の115系と変わらず抑速ブレーキを装備しているため瀬野八でも運用が可能です。また、当時の状況から111系と併結できる機能を持っていたようです。
3000番台は暖地向けの115系で基本的な足回りは従来の115系と変わらず抑速ブレーキを装備しているため瀬野八でも運用が可能です。また、当時の状況から111系と併結できる機能を持っていたようです。
元々は瀬戸内色、広島快速色と変更され車体更新を受けて広島地区の車体更新色を経て現在の末期色になっています。車体更新はN30のため外観ではベンチレーターの撤去のみとあまり見た目には変わっていません。窓は元々他の115系と異なり連続窓となっておりそのままです。リニューアルとは別に列車番号の表示器の撤去と尾灯のLED化が行われています。
扉は115系では唯一2扉のグループで関西地区に投入されていた117系のような印象です。元々半自動機能は装備していましたがリニューアルに際してドアエンジンを交換し半自動の際のドアの開け閉めが手動からボタン式に変更されています。
扉は115系では唯一2扉のグループで関西地区に投入されていた117系のような印象です。元々半自動機能は装備していましたがリニューアルに際してドアエンジンを交換し半自動の際のドアの開け閉めが手動からボタン式に変更されています。
車内は元々117系風の転換式クロスシートを使用したセミクロスシートだったのでリニューアルもモケットや壁の交換など見た目の交換が主で座席はそのままとなっています。そのため運転席後ろや入口付近にはロングシートが残っています。ただし、通路の取っ手は他のリニューアル車と同じ221系っぽいものに交換されているようです。
モケットは他の番台のリニューアル車の薄い部分の茶色を使用しています。リニューアル前は付いていたクロスシート部の枕カバーは省略されるようになりました。
運転席は115系としては最後に製造された編成のはずですがほぼ同時期に製造された415系500番台と異なり乗務員室の窓は助手席側が大きいものとなっています。JR西日本では各車両にカメラを併用した運転状況記録装置の設置を行っていますが、この車両の場合記録部の搭載は助手席の荷棚の上に行っています。そのためここの部分は荷物が置けない状態となっています。
運転席は同時期に製造された415系500番台とよく似ていますがマスコンは抑速ブレーキ付きのものを使用しており九州では713系が同じものを使用しています。マスコンとブレーキの間のスイッチは直流専用車のためABBが無いので415系よりも少なくなっています。
放送装置はリニューアルと同時かは分かりませんが車内電話一体型から放送専用のマイクに変更になっています。九州の415系でも同じような改造が進んでいますが、115系では方向幕の設定器の脇に増幅器とマイクを設置しているようです。また、車内電話は従来車内放送と一体型のものが設置されていた位置に設置されています。
扉については電動式のもので半自動もボタン式ですが車掌スイッチは従来の機械式のままのようですね。ということは半自動を選択するスイッチが他に付いているのでしょう。方向幕の設定器は新製時より付いているためダイヤルを回すタイプが設置されています。
扉については電動式のもので半自動もボタン式ですが車掌スイッチは従来の機械式のままのようですね。ということは半自動を選択するスイッチが他に付いているのでしょう。方向幕の設定器は新製時より付いているためダイヤルを回すタイプが設置されています。
運転席の上のNFBは見てみると415系とほぼ同じですが乗務員室室内灯のスイッチがマスコンとブレーキの間にあるため省略されています。また、パンタグラフも直接紐を引っ張ってロックを解除するタイプのもののためかここには設置されていません。415系がここから操作するのは高圧電流が流れているからでしょうあk。