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Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
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グランドアロー号

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 この路線は島根県の県庁所在地・松江と中国地方最大の都市・広島を結ぶ路線です。
 松江は岡山よりも広島とのほうが結び付きが強くかつ鉄道も木次線と芸備線の乗継と便が悪いため陰陽連絡の非常に重要な路線となってます。


 元々は1960年に夜行バスとして運行を開始した路線で広島電鉄としても一畑バスとしても非常に歴史のある路線です。1970年より国道54号の改良を受けて昼行便の運行を開始し4時間半ほどで結ぶようになりました。この時は出雲大社行き1往復を含め8往復での運行でした。
 そして1989年になると現在の「グランドアロー」の名称がノンストップ便につくようになり車両もトイレがつくようになりました。
 去年に入り中国縦貫自動車道松江尾道線が全通したことに伴い従来は国道54号を走っていたところを高速に載せ替え全線高速道路経由になりました。これに伴い停留所が少なくなる代わりに大幅に所要時間が短くなり2往復増便されました。そして今年に入って2往復増発されるとともに広島駅まで延長されました。延長されたにも関わらず所要時間は中国縦貫自動車道全通前より少し短くなっています。なお広島駅は容量の関係かロータリーには入らずホテルの前で乗降します。

 現在は特急便が15往復、各停便が3往復となっています。かつては特急便のほうが少なかったのですが現在は利用が少ない停留所を絞って特急便のほうが多くなっています。特急便のうち最終便のみ松江広島間無停車で結んでいます。また、松江発の便の中には松江しんじ湖温泉ではなく松江駅始発の便もあるので注意が必要です。
 かつては19時発が最終となっていましたが増発の結果現在は20時台後半まで両地に滞在することが可能となっています。
 担当は一畑バスが本社で8往復、広島電鉄が広島北営業課で10往復を担当しています。以前は松江午前発と広島午後発が一畑バス、反対が広島電鉄でしたが現在はそれ以外の便(恐らく増発分)も担当しています。


 車両は一畑バスがエアロバスとガーラ、広電がセレガとガーラ、エアロバスを使用しており冬季以外は特定便にエアロキングが入ります。かつては旧型セレガも入っていましたが今は代走でセレガRが入る程度です。一畑バスは車両更新が一段落していたため去年までしばらく新車は入っていませんでした。広島電鉄はドル箱だけあって新車を逐次導入しています。また、米子線の車両と車両を共通運用とすることで効率化を図っているようですが基本的に新車はこちらにしか入らないようです。

 車内は3時間程度の路線ですがかつて停留所でこまめにお客を拾っていた路線なので4列シートとなっています。トイレは装備しており、基本後部ですが広島電鉄の場合代走にトイレ無しの車両が入ることが多いため注意が必要です。増発前は広電担当の最終便に入ることが多かったのですが現在は不明です。
 かつてはトイレ以外にセルフドリンクのサービスがあったのですが現在はコストカットのため廃止になっています。そのかわり広電ではトイレが広いパウダールーム付きの車両を増備しています。



 
愛称:グランドアロー号
停留所:松江しんじ湖温泉,松江駅,玉造(高速道),宍道(高速道),加茂(高速道),木次高速(高速道),(たたらば壱番地),(道の駅たかの),(三次インター),(高宮(高速道)),(美土里(高速道)),(千代田(高速道)),(久地(高速道)),大塚駅,広島BC,(合同庁舎),広島駅新幹線口

本数:18往復(昼行18往復)
所要時間:3時間14分(松江駅~広島駅新幹線口・特急便)
運賃:(松江駅~広島駅新幹線口):片道4100円、往復6600円(キャンペーン割引)
車内サービス:リクライニングシート、トイレ(一部のみ)
運行会社:一畑バス,広島電鉄
    



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