備北交通NO.327

　この車両は備北交通が保有しているセレガハイブリッドです。
　広島と岡山では備北交通と備北バスと似た名前の会社が隣同士に存在します。備北交通は広島電鉄系列の会社で広島県内の高速バスと三次近辺の路線バスを運行しています。この車両は広島電鉄と共同運行の三次方面の高速バスに使用されています。

　セレガハイブリッドとしては2代目の型のLJG-規制車で追加で入った車両になります。ディーゼル車ではLKG-規制車に相当する車両でディーゼル車と同様尿素SCRを使用するようになりました。
　外観もディーゼル車に準じた改良が施されPCSとメッキガーニッシュが標準装備となり見た目がやや豪華になっています。
　窓はこの手の近距離の車両にしては珍しい固定窓となっています。色も濃いサンベールグレー50で車内が殆ど見えません。これも冬期の融雪剤対策でしょうか。
　方向幕はLED式となっています。以前の幕式の時は細かい表示を行っていましたが現在は行き先と経由地のみです。それではわかりづらいと考えているのか団体名挿しに紙製の行き先を挿しています。

　広電は特にアピールしていませんがこの車両は｢Hybrid｣のロゴが入っています。アピールが前の車だと不十分だと感じたのかロゴのデザインが変わり大きくなっています。

　
　車内は外観に反して普通の4列シートとなっています。短距離の路線のためトイレも設置されていません。座席は一応ハイグレードタイプの座席が使用されています。
　室内照明は荷棚下の直接照明のラインライトのみとなっています。運賃箱はPASPY対応で運賃表は親会社と同じく液晶2画面式と思われます。

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