一畑バス8319

　この車両は一畑バスが保有しているいすゞのLRです。
　LRは一畑バスの主力でこの車両は本社営業所に所属している車両です。

　この車両はKC-規制の車両で従来どおり板ばねワンステップバスです。初期の車両はアイケーコーチボディでしたがこの年式ではいすゞバス製造に変更になっています。
　見た目はU-規制の後期型に準じており殆ど変わっていませんがリアフラッシャーがバス協型のたまご型から角型になっており大型と同じように窪みが小さくなっています。このリアフラッシャーの間には本来は｢ISUZU｣の文字があるはずですがこの車両にはありません。
　部分部分塗装が新しいので最近塗装を塗り替えた際に変更されたものと思われます。現在この車両はいすゞの車両ながら三菱ふそうの広告を設置しています。また後部の使用していない方向幕の部分を活かして高速バスの自社ラッピングを施しています。

　方向幕は松江は全車LED化されています。元々の方向幕が縦幅をいっぱいに使ったものを縮小して使っています。そのためこの車両のように表面にフィルムを貼って縮小しているタイプは剥がれると隙間が見えます。

　車内はワンステップとなっています。本来は｢低床車｣のステッカーがあるのですが塗装塗り直しの際に剥がされたようです。ワンステップと行っても近年の車両と異なり通路の部分のみがワンステップで扉間では座席の部分は更に1段上がるようになっています。
　座席は一畑バス標準の真っ赤な無地のモケットです。非公式側は2人がけになっており車いすには非対応です。運賃箱はレシップ製のMS-5000です。運転士との間にプラスチックの仕切りがあるのが特徴です。

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