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Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
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一畑電車3000系3005F(再掲載)

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3000系 3005F


 この車両は一畑電車が保有している3000系です。昨日の平日C運用を最後に運用を外れました。明日からは1000系が本格的に運用を開始します。
 2100系に続く車両として旧型車両置き換えのために南海電鉄から導入されました。そのため編成番号の末尾は2100系に続く連番となっています。それまでの吊掛式からカルダン式に近代化しています。さすがに制御機器は抵抗制御です。現在は両方共電動車の2Mの強力な編成となっています。
 扉は元々が優等ようなので2扉であまり改造されていません。それ故に側面に方向幕が設置されておらず運転席のサボのみでの表示となっています。顔は当時はやっていた湘南顔でかつて保有していた元西武の60系、90系以来です。60系は2006年まで保留車として残っていたので2種類の湘南顔が併存していたことになります。
 台車は2100系は軌間の関係で台車を交換していましたが21000系は南海がJRと同じ狭軌だったためそのままの住友金属製のFS-17Aを履いています。


 この編成は3008Fに次いで古い編成になります。ただ3008Fが第5編成ベースだったのに対してこちらは第9編成ベースで若干離れています。廃車になる目前ながらこちらの編成は2013年12月に全検を受けたため上のようにつやつやで外板の状態もかなりきれいな状態でした。3008Fは復活南海色でしたがこちらは日本海テレビのラッピングとなっていました。とは言えあまりラッピング範囲は広くなく扉間のみでした。
 下の写真は全検を受ける前のものです。この写真を撮る2年ほど前には土砂に乗り上げ脱線するという災難にあいましたが無事復活し更には全検を受け最後をピカピカの状態で迎えることが出来ました。


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 かつて南海時代にはズームカーとして急行などに使われていた車両ですがこの車両は元からロングシートで製造された車両です。とはいえ優等用のためか荷棚の下には窓ごとに照明が取り付けられているなど普通の車両よりも豪華になっています。現在はワンマン化改造が施されており運転席背面には運賃表や運賃箱が設置されています。また、車内には監視カメラが設置されており運転席のモニターで確認できるようになっています。
 映画「RAILWAYS」でも登場しましたが一畑電車では車内に自転車を持ち込むことができます。運転席後ろにあるスペースを活用し固定用のゴムバンドを設置してこのように搭載しています。

 運転席は原型にワンマン機器を取り付けた程度でしょう。前面非貫通の湘南顔なので2100系と比べると機器配置に幾分余裕が有るでしょうか。足回りが変わっていないので恐らく抑速ブレーキも機能は殺しているかもしれませんがマスコンに機能は残っているでしょう。
 ちなみに乗務員室扉は一般的には前側に蝶番がありそちらに開くことが多いですがこの車両は後ろ側に蝶番があり後ろ側に開くようになっています。そのため写真でも前よりに取っ手が付いているのが確認できると思います。


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