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Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
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DD-116 てるづき(再掲載)

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あきづき型護衛艦 DD-116 てるづき 第2護衛隊群第6護衛隊


 この艦はあきづき型護衛艦の2番艦の「てるづき」です。以前紹介した時はまだ長崎で艤装中でしたがその後去年の3月7日に竣工し第2護衛隊群第6護衛隊に配属されました。

 あきづき型はネームシップの「あきづき」が旧軍の秋月、海上自衛隊の先代「あきづき」の名前を引き継ぎましたがこの艦も秋月型駆逐艦の2番艦「照月」、先代あきづき型の2番艦「てるづき」の名前を引き継いでいます。この名前はあきづき型の任務を考えるとうってつけの名前でしょう。
 この新あきづき型は汎用護衛艦ですが、今までのあめ、なみ型と違うのは対空駆逐艦としての機能に重点を置いていることです。従来DDはシースパローが対空主兵装で個艦防空が限度で艦隊防空はDDGのスタンダードに頼る状態が続いていましたが、近年は発展型シースパロー(ESSM)が開発され限定的ながら僚艦防空も可能になり、またBMD関連でイージス艦の守りが薄くなることからそのカバーを行うために建造されました。
 ミサイル以外の武装では主砲がなみ型のOTOメララからあたご型と同じMk.45に変更になっています。これは恐らく艦砲射撃を考慮してではないかと思われます。

 船体は元々は先進案としてかなりステルス性に配慮したものが当初構想されていましたが、予算削減の煽りを受けてなみ型ベースの船体となりました。また、上部構造物もあめ、なみ型のものをベースにしています。とはいえマストがラティスマストから塔型マストに変更されたり艦側面の通路が艦橋横などを中心に艦内通路になったりなどある程度は考慮されています。もっとも艦船については元が大きいためステルス性には限界があるためこの程度でも問題はないという見方もできます。
 主機は引き続きCOGAG方式ですが山田洋行事件の影響でLM2500を採用することができなかったためSM1Cを4機という方式になってしまっています。



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