一畑バス8391

　この車両は一畑バスが保有しているガーラHDです。
　現在は松江～広島間の｢グランドアロー｣に使われています。今回は恐らくガーラ兇了弔辰進直結冷房の車両のうちのどちらかの置き換えかと思われます。この車両の導入で本社の4列シートの新型ガーラは5台に増えています。

　今年の12月に導入されたばかりの車両でポスト新長期規制の車両で燃費基準+10％なのでQRG-規制車になります。マイナーチェンジ後の車両で車線逸脱防止支援システムのセンサーがフロントについています。
　現行では2種類あるセレガーラの中で高出力型エンジンを搭載したタイプで中国山脈を横断することを考慮しての選択でしょうか。一畑バスではKL-規制の頃からハイデッカーでも高出力型を選択する傾向にありました。今回のマイナーチェンジで排ガス規制の記号が一緒になったのでほぼ見た目での区別はなくなりました。

　基本的にはリピートオーダーのようで近年中距離便用に導入されている車両に外観は似ています。去年導入の車両同様窓はすべて固定窓で色も濃いサンベールグリーン50が選ばれています。中国山脈越えは冬期はかなり雪がふるので隙間風対策もあるのでしょう。方向幕は昔のように前面だけであとはステッカーではなく3面共にLED式を採用しています。

　一畑グループでも貸切にはフロントに｢ISUZU｣や｢GALA｣のロゴがありますがこの車両にはそれらの加飾はありません。また、まだ導入されて間もないためか後部のラッピングはありません。

　車内は4列シートとなっておりこれは｢島根200か･528｣とほぼ同仕様で座席間アームレストのあるハイグレードワイドタイプの座席を採用しているようです。モケットは中央部に柄の入ったハイエンドダークブルー[H3]で床の材質も木目調となっています。
　トイレは引き続きパウダールームなしの片側のみとなっています。引き続き運賃表には液晶式の1画面式のものを採用しています。そのためテレビは非装備です。また照明も荷棚下のラインライトのみでLEDチューブは非採用です。

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