松江一畑交通591

　この車両は松江一畑交通が保有しているスーパークルーザーです。
　一畑グループは元々大のいすゞユーザーでスーパークルーザーを多数保有していましたがこの車両は最近導入した移籍車になります。1枚目の撮影時には原発関連の輸送に使われていたようです。

　U-規制のスーパークルーザーと思われ特に前期型の角目6灯タイプとなっています。このタイプはすでに製造から20年以上が経っている個体ばかりなので2010年代になってから入れるのは珍しいですね。尺はやや短いN尺と思われトランクのサイズがやや小さくなっています。
　移籍車ということで元々一畑グループにいた車両とは異なり扉に折戸を採用しています。また、行灯レスが標準の中で行灯を装備しており、表示も生え抜きの｢一畑観光｣ではなく｢松江一畑交通｣となっています。バンパーは標準では黒く塗るのですがこの車両は珍しく白く塗られています。バンパーの白いスーパークルーザーは初めてかもしれません。
　窓はこれまた生え抜きの車両とは異なりほとんど色の入っていないガラスとなっています。全窓開閉可能なのは同社生え抜きにも存在する仕様です。

　車内は4列シートが縦11列で補助席を全列に装備していることから定員55名仕様のようです。定員は他の車両と同じですが尺が短いのでややシートピッチは狭いと思われます。最近の座席と比べるとやや角ばった座席で灰色のモケットとなっています。
　元々が自家用だったのかテレビはこの手の車両では珍しく装備されていません。現在の原発関連の輸送では無用なので問題はないでしょうが普通の貸切としては使いづらいでしょうね。

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