鹿児島交通440

　この車両は鹿児島交通が保有しているスペースアローです。
　この車両は南九州バスネットワーク、林田バス、いわさきバスネットワークを転々としてき現在はこの会社に落ち着いています。いずれの会社でも鹿児島空港連絡バスに使われていました。

　KL-規制のスペースアローでこの路線最後の国産新車です。それまであまり西工ボディを採用していませんでしたが富士重工ボディが撤退したため西工の選択となりました。選択時期が遅かったためボディは02MCのみの存在となっています。　
　元々路線用に導入されたために扉には折戸が選択されています。窓は以前の車両はかなり濃色のグリーンガラスを採用していましたがこの車両は設定がないためか色は薄めとなっています。
　方向幕は幕式が前面のみで側面はサボ式です。前面のものはいわさきバスネットワーク時代は末期は使用されていませんでしたが現在は再び使用されるようになりました。側面のサボは以前は大きなサボ受けを設置していましたが現在は撤去され荷物置き場の部分に設置されていました。サボはこの車両にあわせて新たに作りなおしたもののようですね。

　塗装は以前は緑の椰子の木の貸切バスや高速バスと一緒の塗装でした現在は鹿児島交通の専用塗装となっておりわざわざ塗り替えたようです。

　車内は4列シートでグレー単色の座席が並んでいます。立席も考慮しているためか座席の方についているグリップは路線バスについているような大型のものが設置されています。1時間程度の路線のためトイレは設置されていませんが最前列に荷物置き場が設置されています。

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