JR九州バス641-0978(再掲載)

　この車両はジェイアール九州バスが保有しているガーラシャーシのC型です。
　現在宮崎～新八代駅間の新幹線連絡バス｢B&Sみやざき号｣の専用車として使用されている車両です。開業時に用意された車両で唯一の他からの転用車です。現在は予備車となっているようで撮影時は宮崎～延岡間の｢ひむか号｣に使用されていました。
　一時期新車(LKG-エアロエース)導入時に鹿児島に転属していましたがなぜか再び宮崎支店に戻っています。ナンバーは一旦鹿児島ナンバーになっているので｢宮崎230あ10-78｣から｢宮崎230い10-78｣と同じナンバーでとり直しています。鹿児島支店時代は払い出しナンバーでした。

　シャーシはKL-規制のガーラHDです。西工ボディの場合は1999年まではスーパークルーザーシャーシが供給されていたのでガーラシャーシの車両は1999年からとなっています。スーパークルーザーシャーシの車両と比べるとトランクが2スパンになり窓の色がブロンズになっています。また、純正にあわせて後部バンパーにリフレクターと後退灯が設置されています。
　
　KC-規制の車両と比べると窓の色が濃くなっています。また、リアスポイラーを装備するようになっています。トランクはKC-規制は大型のものが1スパンでしたがKL-規制では中型のものが2スパンになっていますがほとんど容量は変わっていないと思われます。
　改造に当たって方向幕はLED化されています。｢周南ライナー｣の車両は固定式から方向幕式+サボに改造されているので改造時期の違いでしょうね。データは最近更新されたようでちゃんと｢ひむか号｣のデータが入っているようです。側面のものは2段表示で表示エリアが分かれているタイプですがこの時は1段のみの使用でした。

　塗装は新幹線連絡バスなので800系新幹線にあわせた塗装をまとっています。こちらの方も結構似合っていますね。番号は各社に振られており1～3がBKG-エアロエース、5がLKG-エアロエースです。撮影時は｢ひむか号｣での使用なので乗り間違えが内用に団体名挿しにいつもより大きく路線名を掲げていました。

　車内は4列シートとなっています。4列シートでトイレのない運転席側が11列の仕様です。トイレの都合上トイレ側は同じ列数ですが新車よりもシートピッチは若干狭くなっているようエス。座席は貸切時代から変更はされておらず座席間のアームレストは設置されていません。ただし、モケットなどは新車に合わせてドーンデザインの赤タイプのものに張り替えられています。
　また、後部にトイレを改造して設置していますが、窓はそのままで上からフィルムを貼っただけとなっています。トイレは窓の色の関係で見えにくいですが上のほうに窓が付いています。トイレの位置は一般的なものよりも前よりなのでしょうか窓は1個分まるまる埋められ換気扇の位置も少し前よりです。

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