この車両は鹿児島市電が保有している単行型の路面電車で一番古いタイプの車両で1956年に製造された500形の後期型です。507号車は現在現存している500形(芝刈り電車は除く)の中では一番新しい車両です。今後は春より導入が始まる7500形の導入に伴いトップナンバーの1両を除いて廃車になるようです。
ボディは鋼製で元々は非冷房でしたが1981年から冷房化されています。鋼製だったのも冷房化しやすかったのでしょう。中央に搭載されているのが冷房の本体で端に載っている小さいほうが冷房用のSIVになります。集電装置は初期車はビューゲルだったようですがこの車両は最初から菱形パンタグラフです。
窓は大型で上の部分が固定窓になった上昇窓です。扉は出入口両方共引き戸で出口の方はスペースの関係上2枚の扉がエレベーターの扉のように開くようになっています。中扉付近には元々は車掌台が設置され窓は引き戸でしたがワンマン化改造に際して他の窓と同じものに交換されています。ただし、車内には車掌台の跡が残っており座席がありません。
ボディは鋼製で元々は非冷房でしたが1981年から冷房化されています。鋼製だったのも冷房化しやすかったのでしょう。中央に搭載されているのが冷房の本体で端に載っている小さいほうが冷房用のSIVになります。集電装置は初期車はビューゲルだったようですがこの車両は最初から菱形パンタグラフです。
窓は大型で上の部分が固定窓になった上昇窓です。扉は出入口両方共引き戸で出口の方はスペースの関係上2枚の扉がエレベーターの扉のように開くようになっています。中扉付近には元々は車掌台が設置され窓は引き戸でしたがワンマン化改造に際して他の窓と同じものに交換されています。ただし、車内には車掌台の跡が残っており座席がありません。
車内はこのようなロングシートになっています。いかにも昔の車両といった中身です。優先席の部分のみ色が変えられています。ツーステップなので車内はフラットになっています。また、デザインの問題かちょっと幅が狭いように見えます。
天井にはバスと同じようにドライブレコーダーが設置されておりそのカメラがあります。スピーカーはまるで市販のスピーカーを吊るしたようなものがついています。
前扉は引き戸の機械がむき出しなので巻き込みを防止するためガードが取り付けられています。運転席の部分は古い車両なのでかんたんなパーティションのみで区切られています。その後ろには運賃箱が設置されていますがレシップ製のMS-5000ですね。それにICカードのカードリーダーを増設しています。また運賃の投入口はベルトタイプの上に1人ずつ確認できるようシャッター付きの投入口がつけられています。
運転席は直接制御のマスコンとブレーキが設置されています。メーターは空気圧計だけで速度計などは設置されていないようです。
現在は古い車両なのでラッシュ時など朝夕の活躍がほとんどのようで昼間は休んでいることが多いようですね。このときは珍しく昼間に運用についていました。
関連:路面電車・・・・・まとめ