Quantcast
Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4658

817系VG1103編成

$
0
0

イメージ 1

イメージ 2

817系1100番台 所属:本チク 所属:VG1103編成


 この車両はJR九州でローカル地区の主力車両である817系です。この編成は3種類目の817系で福北ゆたか線電化開業時に導入された0番台を置き換えるために導入された編成です。この番台では中間車を挟んで3両編成で運用することが可能となっています。
 この番台では制御機器は編成数が少ないこともあって日立製に統一されています。なお日立製の制御機器は夏場に色々と不具合が発生したとかでプログラムが変更されています。そのため独特の甲高い励磁音から2000番台や3000番台に似た音に変化しました。


 他区の817系と基本的な装備は一緒ですが3000番台を除く817系や815系を運用している他区と違いこの車両の運用している福北ゆたか線の博多~直方間は3両編成でのワンマンも可能なように乗降確認がホームミラーではなくITVを利用した車内モニターを使用しているため独特の装備があります。
 まず運転席の仕切りに小型のモニター装置が付いておりこれでホームの状態を確認するようになっています。また、映像は電波で飛ばしているため助手席側にアンテナがたっています。同じく3両ワンマンを行っている筑肥線や日豊線と同じ装備です。なお、この装備が使えるのは博多~直方間のみで直方~小倉間はホームミラー方式となっています。そのため813系でワンマン運転が行われるのは博多~直方間のみで直方~黒崎間はツーマンとなります。817系でも小倉~門司港間はツーマンとなります。
 また、熊本大分地区と同じく全区間都市型ワンマンとなっているため装備はしているのでこの番台から運賃表と運賃箱、整理券発行機は搭載していません。


 車体はアルミ製のダブルスキンで日立のA-trainシリーズです。815系で採用したものの改良型でほぼ同じ設計となっています。前面は815系の銀色から黒いガラスを嵌めたものになりライト等の構成も若干変わっています。
 クーラーは815系や813系1000番台以降と同じ物を搭載しています。このクーラーは813系300番台以前の車両のクーラーと比べると乗務員が乗務員支援モニターから温度設定ができ編成単位で空調の入り切りが出来る様になっています。外見ではファンの部分が片側しか無いのが特徴でしょうか。0番台とは側面のパンチの形状が異なっています。
 方向幕は815系までの幕式からLED式となっています。この番台では視認性の向上のためか同時期登場の817系1100番台と同様大型化しています。ただ、813系と比べるとうまく車体デザインに埋め込んでいますね。デザイン的にはその後の2000番台やBEC819系の元祖と言えるデザインです。側面のものについてはバスのように経由地を表示するようになりましたがキハ220と異なりフリーパターン式です。

 内装については1000番台とこの番台の間に法改正があったため車両間に扉がついています。ただ、813系などと異なり片側の車両のみでとってつけたかのような構造をしています。トイレは車椅子対応ですが813系と異なり幅の細いもので電動車いすには対応していないと思われます。 


 方向幕はLEDのデータは長崎地区と共通のものが入っています。これは直方と長崎が同時期に投入されたからでしょう。そのため佐賀バルーンフェスタの貸出の際も特に支障なく運用が可能となっています。また、運転席の照合表にはないデータも入っておりワンマンの快速運用などの際にはその番号が使用されます。ただし、設定は基本的にワンマンの設定器の方で一括して行います。






Viewing all articles
Browse latest Browse all 4658

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>