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UH-60J(空自)④

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UH-60J 航空救難団百里救難隊 #38-4557


 この機体は航空自衛隊が保有しているUH-60Jです。現在三軍が保有している機体で航空自衛隊では航空救難団で航空救難に使用されています。KV-107の後継として導入され本来は空自機の墜落の際に救助を行うことを任務としています。しかし、機体が防災ヘリコプターなどと比べ高性能であり搭乗員の練度も比較にならないほど高いため一般の救難活動でも頻繁に出動しています。
 
 
 自衛隊では初めてH-60を導入したもので海上自衛隊の同型機とほぼ同じ機体になります。現在導入が進んでいる陸上自衛隊の機体がUH-60Lをベースにしているのに対してこちらは導入開始が昔ということで初期のHH-60Aがベースとなっています。この機体の製造は1993年ですでに20年を突破した機体になります。空自のUH-60Jの中でも比較的初期の機体ということで外付けのフライトレコーダーやチャフフレアーディスペンサー、空中給油装置などはまだ搭載していません。



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 UH-60JAと比べると気象レーダーやFLIRなどの装備は共通していますがエンジンには赤外線サプレッサーなどの装備はついていません。塗装も導入当初は黄色と白の目立つ塗装でしたが近年はこの機体のようにロービジリティカラーとなりよりコンバットレスキューを意識するようになりました。
 また、UH-60JAではドアガンが設けられているロードマスター席はこの機体ではバブルウィンドウになっており要救助者を捜索する際に身を乗り出して捜索できるようになっています。

 エンジンは離昇1800軸馬力を誇るT700エンジンの双発です。このエンジンはAH-1Zなどにも使用されている信頼性の高いハイパワーエンジンです。防災ヘリコプターによく使われるBK117の場合550馬力の双発、ドーファンの最新型でも850馬力の双発ということを考えると機体が重いとはいえいかにハイパワーなエンジンを搭載しているかがわかるでしょう。



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 キャビンはこのようになっています。エンジンの張り出しが大きかったUH-1と比べると機内に余計なものがなくドアのサイズそのままのキャビンとなっています。左端に写っている担架で動くことのできない要救助者を釣り上げることができます。



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