この車両は陸上自衛隊の偵察隊が保有している偵察用のオートバイです。カワサキ製のKLX250でホンダのXLR250の後継として採用されています。従来ホンダ製のバイクが多かったのですがカワサキが進出して来ました。KLRと比べてエンジンが水冷式になっています。ホンダのXLRと比べるとややサスペンションが固く重いため取り回しはやや悪いとのです。
陸上自衛隊仕様のためエンジンガードにはプレートが嵌めこまれています。後部のラックには通信機が設置できるようになっています。また、灯火規制を行うことができるようになっており右無線ラックの手前側にそのスイッチが有ります。このスイッチを操作することによりメーターまで消せるようです。使用時は前側はヘッドライトの右側、後ろはテールランプの左右の細長い窓から豆球の光が光るようになっています。後ろのものは右側がテールランプ、反対側がブレーキランプの役割を果たすようで両方共昼光色です。
この個体は国分の第12普通科連隊の所属の個体です。同連隊の情報小隊に所属しているそうで部隊の斥候に使われるようで偵察隊とは若干違った任務を請け負っているようです。プレートを見ると今年の1月に納入されたばかりの個体のようで外装はほとんど傷もなくピカピカでした。