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Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
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西鉄バス4202

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 この車両は西鉄バスが保有しているエアロクイーンです。
 元々は「はかた号」のような対本州の夜行路線用に投入された車両ですが現在は新エアロクイーンが導入されたため近距離の福岡~岡山間の「ペガサス号」に使われることが多くなっているようです。撮影時は福岡~鹿児島間の「桜島号」に使われていました。同路線の数少ない本体担当便に使われていたようですね。


 前年より導入されはじめた純正の車両です。前年の車両より排ガス規制の強化により新短期規制となりPJ-規制となっています。夜行車は最近まで三菱製にこだわっていたため当然の導入ですが、ボディが西工ではなく純正になったのはエンジンがそれまでのV8から直6ターボになりホイールベースなどが変わったため対応できなくなったなどの理由があるようです。また、この時期から西工ボディの高速バスはスペースウィング・スペースアローのみとなりました。
 それまで自社グループの西工を活かして独自仕様が多かった西鉄の車両ですがこの車両では全国的によくみられる極普通の車両となってしまいました。
 方向幕は交通バリアフリー法の関係で前後に装備するようになり側面はサボとなっています。「桜島号」の幕が入っていないのかこの時は白票での運行でした。

 床の高さは西工末期のハイデッカーシャーシのスーパーハイデッカーから純粋なスーパーハイデッカーに戻りました。窓は全窓固定窓で薄い色の入ったグリーンガラスです。西工ボディでは窓の上下にトリムを貼って窓を縮小していましたが純正ではやめています。これは窓下端の位置が上がり必要がなくなったためでしょう。
 車間警報装置はオプションのディスタンスウォーニングではなくナンバーの横に穴を開けて設置しています。ワイパーの部分に何やらセンサーが付いているのでアイモバイルのMobileyeを取り付けているのでしょうか。



 座席は天龍製のスリーピングシートとなっています。阪急などと同じ選択ですがモケットは38代で試験していたうちの赤系統のものを採用しています。枕付きのものですが杉本製のスリーピングシートと比べると大きいため寝る際はやや邪魔です。
 座席には両側にアームレストが設置されておりテーブルが内蔵されています。また、テーブルと反対側にはマルチステレオが設置されています。フットレストは前の座席の下にくぼみをつけたタイプのものです。座席カーテンは西工時代と同じ3列とも区切れるタイプですが純正の限界か中央列に空調はありません。
 床形状は西工ボディ時代は列ごとに更に嵩上げしており、通路2本とも人が通るのには十分な広さを確保していましたが、この車両では他社同様フラットで公式側の通路は人が通るにはちょっと狭いため実質1本通路となっています。


≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・福岡200か15-67
社内番号・・・・・・・・・・4202
車輌車0種・・・・・・・・・三菱ふそう/MFBM
車輌型式・・・・・・・・・・PJ-MS86JP
車両年式・・・・・・・・・・2007年式

車輌仕様・・・・・・・・・・3列独立シート/中央床下トイレ
補足事項・・・・・・・・・・
    
関連:西鉄の夜行用車両・・・・・まとめ

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