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Channel: 乗り物好きの気まぐれなブログ
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大分交通OF598(再掲載)

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 この車両は大分交通が保有していたエアロバスシャーシのS型です。
 大分営業所に所属し大分・別府~福岡間の「とよのくに号」に使われていました。車内仕様が異なっているため座席指定のスーパーノンストップ便では使いづらいのか各停便でよく使われていました。

 U-規制の車両で元々は中津エアライナーとして導入されたようです。尺は標準尺のS尺です。高速用は短尺のN尺でしたがエアライナーは比較的道のいいところを通るから標準尺なのでしょう。
 他の車両は中津快速やAPU線に行くなど散り散りになってしまいました。この車両は元々はエアライナー塗装でしたが転用されるにあたってゆのくに塗装に塗り替えられました。ただし、バンパー部のみ元のままで当時は目立っていました。導入当初のエアライナー塗装時代は運行区間の「空港」の部分をサボ式にして「とよのくに号」運用時は「福岡」を入れて対応していたようです。

 窓は5番窓以外T字窓で大分交通のS型標準の仕様です。高速用の他の車両はほとんど色が入っていませんがこの車両はブルーベンドガラスになっていました。これも元エアライナーの特徴でしょうか。方向幕は前後側面を装備していますが、後ろのものはトイレの関係で右寄りに偏っています。また、当時のエアライナー用としては側面の方向幕は珍しいものでした。
 クーラーはサブエンジン式でデンソー製と思われますが旧型のものを搭載しています。ホイールはスチールホイールです。フォグランプは大分交通と亀の井バスは大分道の霧対策でプロジェクター式を採用していましたがこの車両は通常のものを採用しています。



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 車内は元エアライナー用の車両ですが3列シートを採用しています。元から「とよのくに号」用の車両と同じ座席で幅があるものです。また、補助席も装備しているのが本州の3列シートの車両との違いでしょうか。APU線に残っている車両は赤いモケットでしたがこの車両は紫のモケットになっています。
 通路はこの手の車両はフラットになっていることが多いですが段差があります。トイレは当時の大分交通の車両としては珍しく後部にありましたが、これは後付で改造したからです。また、改造当時はセルフドリンクのサービスもあったためトイレの横にはサービスボックスを設置してありました。
 また、ビデオサービスもかつてはあったため転用時にテレビも改造で取り付けられ各座席にはマルチステレオも装備していました。


≪車輌Data≫
登録番号・・・・・・・・・・大分22か16-76
社内番号・・・・・・・・・・
車輌車種・・・・・・・・・・三菱ふそう/西工90MC S型
車輌型式・・・・・・・・・・U-MS726S
車両年式・・・・・・・・・・1990年式

車輌仕様・・・・・・・・・・偏心3列シート/後部トイレ
補足事項・・・・・・・・・・
    
関連:大分交通の高速バス・・・・・まとめ

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